世界自然遺産で2030年までにしたい30のこと
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30 things to do by 2030 in Japan’s Natural World Heritage Sites011一般社団法人 白神コミュニケーションズhttps://www.shirakamicc.com/白神山地ビジターセンターhttp://www.shirakami-visitor.jp/ 白神山地は標高1000m級の稜線が連なり、起伏に富んだ地形が特色で、気軽なトレッキングから本格的な登山コースまで楽しめる。中でも新緑と残雪の6月、紅葉の10月は森がもっとも美しく、歩きやすい季節となる。 秋田県側の青秋林道終点から登る二ツ森(標高1,086m)は、白神山地の主要峰のひとつ。山頂からは世界自然遺産地域をぐるりと一望できる。ブナ林から森林限界へ、そして見下ろせば人工物が何ひとつ見えない大自然を見渡せるだろう。初心者やより深く白神を理解したければ、資格を持つ登山ガイドとの同行がおすすめだ。山でランチを楽しむプランや、冬のスノーシュー散策を行うプランもある。 十二湖は、日本海にも近く、白神山地きっての絶景スポットだ。名前は「十二」湖だが、1704年に発生した大地震の山崩れにできたという33の湖沼群で構成されている。 中でも「青池」はコバルトブルーの神秘的な池で、青いインクを流したような水の色が幻想的だ。日本名水百選の「沸壺の池」や、「長池」「鶏頭場(けとば)の池」なども神秘的な雰囲気を漂わせている。 歩道が整備され、初心者でもブナ林に囲まれた中を気軽に散策できる。木漏れ日が美しく、野鳥のアカショウビンが見られることもあり、心身ともにリフレッシュできる。二ツ森の山頂から世界遺産の森を見渡す。癒やしの森と幻想的な神秘の池をめぐる。07300830

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