世界自然遺産で2030年までにしたい30のこと
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Don’t ListToしないことリスト30 things to do by 2030 in Japan’s Natural World Heritage Sites021自然のバランスを保つために、サルやシカなどの動物に餌を与えない登山やトレッキングの際、設定されたルート以外に踏み込まない島の人達が大切にしている貴重な水源には立ち入らない景観や野生動物に影響を及ぼすためゴミは絶対に捨てない岩や倒木に生えたコケを踏まない。自然に負荷を与える行動をしない動植物を採らない・持ち込まない公益社団法人 屋久島観光協会 http://yakukan.jp/屋久島ガイド島あそび https://yakushima-asobi.com/鹿児島県 http://www.pref.kagoshima.jp/ 「川底は白く、陽光でエメラルドグリーンにも輝く。屋久島ほど川の素晴らしいところはない」と島に暮らす人は語る。屋久島は花崗岩の島で森に土が少なく、雨が降っても濁りにくい。そのため養分が少なく生き物も少ないため、川がきれいだという。 屋久島の川をゆっくり体感できるのがリバーカヤックだ。とくに渓谷美が見事な安房川は、広く穏やかで初心者でも気軽にリバーカヤックを楽しめる。晴れの日は緑がいっそう鮮やかに、霧や雨の日には幻想的な世界となる。 60年前からクリーンエネルギー(水力発電)でほぼすべての電力を賄っている屋久島。白谷雲水峡入口の管理棟も、そばのミニ水力発電施設で発電している。鹿児島県では、屋久島を早期からCO2発生を抑えた先進的な地域とし、「屋久島CO2フリーの島づくり」を掲げてモデル地区化を目指している。電気自動車(EV)の導入を進めており、安房、宮之浦、栗生、永田といった各地域に急速充電できるEVステーションも整備された。レンタカー会社でもEV車を用意しているので、島内移動に利用してみよう。リバーカヤックで屋久島の「水」を知る。環境にやさしいEVで島内を回る。23302430

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