世界自然遺産で2030年までにしたい30のこと
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Don’t ListToしないことリスト30 things to do by 2030 in Japan’s Natural World Heritage Sites025自然のバランスを保つために、動物に餌を与えない動植物を採らない・持ち込まないマングローブ林で動力船の使用や動植物の捕獲・採取は一切禁止。またむやみにマングローブ林に上陸しない景観や野生動物に影響を及ぼすためゴミは絶対に捨てないトイレ以外の場所で用を足さない。事前に済ます、または携帯トイレを持参するハブ等の危険生物もいるため、なるべく一人で山の中へは入らないNPO法人 西表島エコツーリズム協会 https://www.iriomote-ea.com/一般社団法人 徳之島観光連盟 http://www.tokunoshima-kanko.com/ イリオモテヤマネコやマングローブ林で知られる西表島でも、近年では海岸のごみが目立つ。島では20年前からビーチクリーンを行い、漂着ごみのデータを収集。その9割が海外のプラスチック製品だという。西表島には漂着ごみを処理できる施設がない。ごみは船で石垣島へ運んで処理しており、その費用は島の予算を圧迫する。 そこで考えられたのが、自然体験ツアーの中で実施する「1バッグビーチクリーン」だ。参加者は500円でごみ袋を1枚購入。その代金は企業からの寄付とあわせて、漂着ごみの搬送と処理にあてられる。参加者が増えれば増えるほど、やがてはごみの減量にもつながる。 奄美群島にはケンムン(沖縄ではキジムナー)と呼ばれる精霊がいる。その姿は子どものようであり、河童のようでもあるという。人に悪戯をするといわれているのに、島々では昔から親しまれている存在だ。そのケンムンが棲むというのが、南西諸島で多く見られるガジュマルの木。 徳之島の阿あごん権に、樹齢300年を超える見事なガジュマルが立っている。神秘的な雰囲気を漂わせ、確かにここにはケンムンがいそうだ。ガジュマルはその生命力の強さから「幸運の木」とも呼ばれ、花言葉は「健康」。300年以上、人に剪定されることなく大きく育ったこのガジュマルの幸運と健康にあやかりたい。西表島のビーチクリーンに参加する。精霊が棲むガジュマルに逢いにいく。29303030

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