世界自然遺産で2030年までにしたい30のこと
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008羅臼町https://kanko.rausu-town.jp/一般社団法人 知床しゃりhttps://www.shiretoko-sustainable.com/ 2月初旬、氷点下10℃にもなる極寒の羅臼は流氷のシーズンを迎える。町内の峯浜パーキングは絶好の流氷観賞スポットになっている。また、越冬のためにやってくる数百羽のオオワシやオジロワシが勇壮に舞う姿は、世界中のバードウォッチャーの憧れだ。 より自然を堪能するなら、羅臼漁港から流氷観光船で海に出てみよう。猛禽類のほか、流氷の上で体を休めるアザラシなど生き物も間近に見られる。雪化粧の知床半島と流氷はまさに極寒の羅臼ならではの風景で、海は厳しくも生命力に満ちている。 また、明け方や夕方になると流氷の海と空が赤く染まり、幻想的な風景が広がる。 知床の美しい海を楽しみながら、少しだけ自然を守ることに貢献したい。そんな体験として「ごみ拾い海岸トレッキング」がある。知床の自然を知り尽くしたガイドとともに海岸を歩き、漂着したごみを拾っていく。 拾ったごみは分別し、再利用できるものは別アイテムに再生させるアップサイクルも模索している。 ご褒美は知床の絶景だ。知床の砂浜からは、海と知床連山を一望できるほか、水鳥が見られることもある。 現在は団体・教育旅行を対象に募集しているが、個人旅行にも対応できるよう検討を重ねている。アドベンチャー気分を楽しみながら地球環境を考えるきっかけになりそうだ。羅臼の流氷と野生動物の力強さを見る。絶景発見、ごみ拾い海岸トレッキング。03300430

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