Ogasawara Islands 小笠原諸島
固有生物を育むボニンブルーの楽園
本州から約1,000km南に離れ、亜熱帯の島々で構成される小笠原諸島。一度も大陸と地続きになったことのない「海洋島」で、波や鳥、風などによって運ばれてきた動植物が独自の進化を遂げてきました。小笠原にしか生息しておらず、希少で保護する必要のあるアカガシラカラスバト、オガサワラオオコウモリなどは固有種として、ザトウクジラやイルカ、アオウミガメやサンゴ礁などは美しい海中景観としてこの島を魅力的にしています。亜熱帯起源のムニンヒメツバキや、日本本土起源のナガバキブシ、オセアニア起源のノヤシなど、多様な起源の植物もまた生息。島の環境にあったもの、適したものが生き残り、共存しています。